2021/10/05
「東京パラリンピック・障害者の当事者性」<519>
第16回東京2020パラリンピック競技大会は2021年8/24~9/5の13日間にわたり過去2番目に多い161か国・地域・難民選手団が参加し、選手数4403人、女子1853人は史上最多。
新型コロナウイルスの影響で史上初めて1年延期になった。
パラリンピックを見て、メダルの数とかでは無く、障害者に対して人類がどう向き合うかの場になったのだと思う。
医療介護福祉などの分野では当事者で無くては分からないことが多いと思う。
ボッチャを見て、動かない身体をどう活かすかとのひたむきな姿に感動する。
障害者はスポーツを通して喜びと悔しさを知る。
生きることを実感し、対等な関係と先入観なしに応援するフラットな人間関係なのだ。
同情や上から目線ではなくスポーツとして観戦すべきである。
平成26年~28年の調査によると身体や知的障害者の数は日本では936万人と人口の約7.4%に相当する。
そのうち身体障害者は436万人、知的障害者は108万人、精神障害者は392万人と毎年増加傾向にある。
また、在宅は全体の95%で、65歳未満は48%(うち知的障害者84%、精神障害者62%)となっているのが現実だ。
世界で見ると、およそ10億人の人々が何らかの形で身体的・精神的・感覚的な障害に苦しんでいる。
それは世界人口(78億7500万人)の15%にあたる。
障害者の80%が開発途上国に住んでいる。
障害者を護るのが健常者の義務であり、それで人類はバランスを保っている。
同時に健常者と障害者は共に歩む運命にあるのである。
写真
1、株式会社TKCから2021年版オリジナルネクタイとポケットチーフを頂く。(10/1)
2、「碁コングレスin金沢」で結城聡九段から「調和」のサインを頂く。(9/20)
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