2021/10/15
「守破離は修行の三段階」<520>
「職場の教養」を読んで腑に落ちた「守破離」という言葉をご紹介します。
「型破り」とは、「考えや行動が常識的に考えられる範囲を超えていること」を指します。
では、型破りな人は初めから「型破り」だったのでしょうか。
茶道や武道、芸術などにおける師弟関係のあり方、修行における過程を三段階に表した「守破離」という言葉があります。
まずは師匠に言われた型を「守る」ことから始まり、その型を身につけた者は自分にあったより良いと思われる型を模索するため既存の型を「破る」のです。
そして最終段階になると、既存の型にとらわれることなく、型から「離れ」て独自の新しいものを生み出し、確立させることができるのです。
「守破離」が表わすように、その道の型を習得していなければ、型を破ることはできません。
つまり「型破り」とは、努力を重ねて、型を習得し、さらに創意工夫を積み上げて新境地を開いた人のことをいうのです。
仕事も同じです。
基本や基礎固めは遠回りに思えるかもしれません。
しかし、それを疎かにして、型を破った仕事はできないと肝に命じましょう。
型破りを目指す自己探求者と社会常識のない表面協調者は本質的に違うのです。
写真・・・睡蓮とムラサキシキブ(10/5)
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