2022/03/25
「北陸の公示地価<536>
国土交通省は22日、北陸3県の公示地価を発表した。
商業地の平均変動率は新型コロナ禍で3県とも下落が続く一方、24年春の北陸新幹線の金沢―敦賀間の延伸開業を控えた福井市などで上昇地点もある。
住宅地の平均変動率は富山、福井の2県で下落が続き、石川県は上昇に転じた。
石川県の商業地は0.8%の下落で2年連続で下がったものの、下げ幅は縮小した。
金沢市は平均で0.1%下落。
観光客や飲食需要の回復が進まない中心市街地での下落が目立つ。
県内最高価格地点は金沢駅前の1平方㍍あたり98万5000円だが、3.4%下落した。
新幹線の新駅ができる小松市は上昇した。
住宅地は0.6%上昇と2年ぶりの上昇。
金沢市と隣の野々市市を中心に上昇傾向にある。
複合商業施設やドラッグストアの出店で生活利便性が向上した地域などで需要が堅調に推移する。
一方、能登地区は過疎化で下落基調が続く。
富山県の商業地は0.7%の下落で、30年連続の下落には驚く。
歓楽街の桜木町や宇奈月温泉の下落は新型コロナ禍で飲食・観光といった産業が苦戦している。
北陸3県の住宅地は前年より改善傾向だ。
石川県は上昇に転じたほか、富山県と福井県は下落幅が縮小している。
地価はコロナ、新幹線、商業施設(昨年秋にオープンした西泉の「コレクトパーク金沢」など)、の影響で常に変動している。
写真・・・北陸のシェアNO.1記事。碁笥(ごけ)がシェア60%。
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