2023/06/25
「茶室と庭園の撤去」<581>
6/24、当社の2階にある茶室と庭園が撤去された。
当社20周年の1995年(平成7年)7月に現在の本社を建築したときから28年経った。
撤去したのは茶室の壁にカビが生えたり雨漏りがしたり、庭園の樹木が枯れたり、白蟻が発生したりしたためである。
茶室は土地建物を購入したときには5年ほど経過していたから30年は経つ。
茶室と庭園は「木啓庵」と名付け、茶道具は輪島の大向高洲堂(当時)から購入した。
故・松井良憲氏(同期生)の書、囲碁プロ棋士の書、福井県大安寺の高橋友峰住職(2022.7に金沢市寺町の少林寺で再会)からいただいた「持戒」(今はヴィンテージ室に保管)の板書、囲碁盤の小林覚碁聖「天空」署名盤(1996年)や井山裕太七冠「雅」署名盤(2016年7月17日)を飾っていたのが懐かしい。
一時代が経過し、撤去を目のあたりにして一抹の寂しさを感じるのも致し方ない。
茶室と庭園は来社された内外のご来賓をお迎えしたときにご案内し、たいへん好評だった。
また、初釜では丸山宗節師範をはじめ茶道の皆様にお世話になった。
囲碁の佃優子石心席主・佃亜紀子プロ六段姉妹による碁盤開きやプロの指導対局の場にもなった。
「木啓庵」、永い間ありがとう。
(写真)
私の履歴書「遊魚動緑」より
1、庭園と茶室
2、茶道の楽しみ
3、囲碁の指導対局
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