2023/07/15
「フィッシング情報の危うさ」<583>
最近、やたらと可笑しなメールが送られて来る。
○○銀行から「重要、銀行からの緊急連絡」、○○カードから「緊急のご連絡」、○○通販会社から「お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ」など。
これらはフィッシング詐欺といわれて、送信者を詐称した電子メールを送りつけたり、偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザーID、パスワードなど)といった重要な個人情報を盗みだそうとしている。
どんどん手口が巧妙になってきており、ひと目ではフィッシング詐欺であるとは判別できないケースが増えてきているという。
(手口)
1、電子メールで誘導。
2、電子掲示板などの情報で誘導。
3、表示されているURLを本物のURLに見せかけてアクセスさせる手口。
アルファベットのo(オー)を数字の0(ゼロ)にしたり、大文字のI(アイ)を小文字のl(エル)にしたりして信用させる。
(対策)
1、金融機関から通知されているURLをWebプラウザに直接入力する。
2、通常、インターネットバンキングへのログインやクレジットカード番号などの重要な情報の入力場面では、SSLという暗号化技術を使用するので確認する。
鍵マークの表示など。
3、金融機関に確認する。
(ワンクリック詐欺手口)
1、利用者の興味を引きそうなアダルト系や出会い系を装い誘き寄せる。
2、正当な契約手続きが完了しているように見せかけ利用料を請求する。
3、料金請求の際に、携帯電話やパソコンの個体識別番号を表示させ特定されたように見せかける。
4、期限内に支払わない場合、延滞料が加算されるとか、法的措置を講ずると脅迫してくる。
(対策)
1、利用規約などが記載さ、ている場合は注意。
2、「お支払い頂けない場合には、自宅に伺います」といった脅し文句がある場合は無視するか消費生活センターに相談する。
3、法律で、契約する意思がなく申し込んだ場合には救済措置がある。
「オレオレ詐欺」特殊詐欺グループにより命まで奪われる事件まで起きている。
予備知識として、総務省の「国民のための情報セキュリティサイト」を閲覧し、詐欺に会わないよう自ら身を守るしかない。
(写真)
高橋達也金沢国税不服審判所長より高松へご転任のご挨拶をいただく。(7/6)
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