2023/12/25
「時代が求めるウエルビーイング経営」<599>
ウエルビーイングとは直訳すると「良好な関係」ですが、それには心の状態や身の回りの環境も含めて健康である必要があります。
ウエルビーイングという言葉は1946年に発表されたWHO憲章からで、体だけでなく精神の状態や社会の状態もまた良好な状態であることを意味します。
健康より幸福に近く、自己実現ができる環境が整っていることや自律的に仕事に取り組めることでもあります。
幸せを感じられるからこそ仕事の効率が上がるのです。
先日、元プロテニスプレーヤーの杉山愛氏の「プロフェッショナルとは」と題する講演を聞いた。
17年間の厳しいプロ生活で世界ランキング8位まで登り詰めたが後悔もあると言う。
目標をベスト10では無く、NO.1にしていたらプロセスも違っていた。
また、「勝つことが楽しいプレイ」はスランプで考え方が変わり「プレイすることが幸せ=遊戯三昧」という心境に至ったという。
グーグルでは社員同志が互いに仕事を理解し円滑なコミュニケーションが行われる職場環境の実現を目指している。
味の素では「MyHealth」という社員専用ウェブサイトがあり、各社員専用のマイページがあり、そこで自身の健康状態や就労状況、生活習慣について一元的に管理できます。
それにより、自身の健康に関するデータが可視化されることにより、自身の健康状態の変化やパフォーマンスの変化に事前に気づくことが可能です。
働き方が多様化する中、社員が定着・活躍できる組織を作るために、自社の社員の特徴や強みをしっかりと把握し、それぞれがやりがいを持って仕事が出来るよう、人員配置や教育、社内制度を構築しましょう。
地球沸騰化、コロナ、戦争など激動の一年でしたが、来年は良い年になるよう祈っています。
(写真)
イオンモール白山のクリスマスツリー。
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