2024/07/15
「第49期碁聖戦」<619>
7月13日に囲碁七大タイトル棋戦の一つ、碁聖戦が金沢の北國新聞会館で開催された。
井山裕太碁聖に芝野虎丸名人が挑戦。
12日に金沢ニューグランドホテルで前夜祭があり、協賛社を代表して挨拶させていただく。
「井山碁聖と芝野虎丸名人をお迎えして第49期碁聖戦が開催されますこと心からお祝い申し上げます。
最近、上映された「碁盤斬り」で北陸の囲碁ファンも盛り上がっております。
また、能登半島地震から半年経ち、被災した方々も楽しみにしていると存じます。
金沢と囲碁の縁についてのお話です。
今から409年前、加賀藩の三代藩主利常が京都寂光寺住職の囲碁家元本因坊算砂を3年間指南役として招きました。
そのお礼に領地を与えられ、そこに今も残る本多町の本行寺を創建して初代住職に就任した歴史があります。
むすびに、この度の碁聖戦を主催されました北國新聞社、日本棋院、新聞囲碁連盟に感謝申し上げると同時に、両先生には熱戦を通して北陸に元気を与えていただけますよう祈念して挨拶といたします。」
2016年、碁聖戦に盤石を提供してから9年経つ。
碁盤には2016年当時にタイトル七冠を独占し国民栄誉賞を受賞した井山裕太七冠に「雅」の揮毫をいただいた記念すべき碁盤である。
13日の対局日は大阪の浅田恒博税理士叙勲祝賀会に出席のため、対局立ち会い陪席は欠席。
対局結果は井山碁聖の連勝となった。
立会の羽根直樹九段、記録の寺田柊太棋士、大盤解説の林漢傑棋士、新聞解説の関航太郎棋士にもお会いした。
(写真)
1、第49期碁聖戦の三画像。
2、13日の北國新聞朝刊記事。
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